新しい店ができては消えてゆく、入れ替わりの激しい業界の代表格である飲食業において、長く暖簾を守ると言うことは容易なことではありません。それが、大都市のような流行り廃りの目まぐるしい場所であれば尚更のこと。
今回紹介するのは、大阪の中でも新旧の文化が融合していると言われる中之島エリアで、昭和2年の創業から店を構え続けている天ぷらの老舗「与太呂（よたろ）」です。快適な個室もあってか、接待にも評判です。大切なゲストをおもてなしするにはもってこい！
京阪中之島線「渡辺橋駅」から徒歩1分、大阪メトロ四ツ橋線「肥後橋駅」から徒歩6分、もしくは阪急電鉄・阪神電鉄・大阪メトロ各線「梅田駅」から徒歩20分の中之島ダイビル内に同店はあります。
看板料理は、何といっても伝統の味を継承している天ぷらです。
日本の四季折々で変わりゆく食材の繊細な味を、揚げるという料理方法一つで、どこまで高めることができるのか。まさに職人の仕事が炸裂。目と舌で堪能することができます。ウニや車海老など高級なそれはもとより、一見シンプルに見えるものも、絶妙な衣の扱いと、機敏な揚げ油の温度調節によって、見違えるような旨みを持つようになるのです。やはりこれは、創業時から店を守り続けてきた歴史がなせる、技術の賜物であると言えるでしょう。
上述した貴重な逸品が、ランチではお手頃価格で提供されています。
いくつかピックアップ。
平日のみの一日10食限定の「花ぐるま弁当」（2,160円）は、人気の品が万遍なく揃っているとあって、初めて訪れる方におすすめ。
昆布出しで丁寧に炊き上げたというメイン擁する「鯛めし弁当」（2,700円、要予約）、
先付からデザートまで、豪華な「ランチコース」（4,500円）も好評を博しています。
ご家族や友人とのちょっとした集まりにも使えます。
中之島で天ぷらなら「与太呂 本店」へ。有意義な時間を過ごせることでしょう。
