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2020.06.16

  • 寿司

中洲川端の寿司屋で接待。「博多 太兵衛鮨(はかた たへえずし)」はプライベート利用にピッタリ

焼き魚

自然体でくつろげるのがいい!中洲川端「博多 太兵衛鮨」

いろいろと食べ歩きしていますと、思いがけない良好店と巡り合えることがあります。福岡市・中洲川端にある「博多 太兵衛鮨」もそんなお寿司屋さんの一つで、訪れた旅先でたまたま知ることができました。福岡市地下鉄空港線・箱崎線、中洲川端駅7番出口から徒歩2分。さまざまなコンサートや舞台が催される博多座や屋台で有名な中州エリアからもほど近い距離にあります。

感心したのは、自然体でいられるシンプルな造りの店内の雰囲気です。ジャンルの特性としてありがちな敷居の高さはまったくなく、妙に落ち着くのがとても不思議。たんに空間のインテリアだけでなく、おそらくご主人の人柄なども合わせて醸し出されているのでしょう。この地で50年以上愛され続けてきたお客さんとの信頼感も礎になっているに違いありません。1階はカウンターのみで、じっくりとお寿司と向き合うには好都合。3名以上の集まりには、接待などでも重宝する2階がおすすめです。

おまかせで味わえる握りの世界が、こちらのいちばんの魅力でしょう。日本でも有数の好漁場として知られる玄界灘の海鮮を中心に、南魚沼塩沢産のコシヒカリと尾道の赤酢を合わせたシャリ。お互いを高め合う相思相愛の関係性は、どのネタにも見事に表現されています。佐賀県産のものを主に使った「小肌」をはじめ、包丁で細かくひと手間を加えた「イカ」や対馬沖の「のど黒(赤むつ)」、冬にかけて旬を迎える長崎産の「あら(くえ)」など、丁寧な手仕事ぶりがうかかえるものばかり。熟成させて提供する「まぐろ(大トロ)」は、食べ終わった後でも深い余韻が残る傑作です。

「自家製からすみ」や「あん肝の西京漬け」などの一品料理を肴に、八女市の「繁枡 純米」や筑紫野市の「大賀 純米」の福岡の地酒を傾けるのも、オツな愉しみ。語らいも弾んで過ごしているうちに、いつの間にやらいい時間になっていることも、珍しくありません。中洲川端にある「博多 太兵衛鮨」は、古き良き寿司屋の姿を今も伝える名店です。

店名 博多 太兵衛鮨(はかた たへえずし)

住所 〒812-0029 福岡県福岡市博多区古門戸町2-6
ご予約・お問い合わせ 092-271-1845
アクセス 福岡市地下鉄空港線・箱崎線「中洲川端駅」7番出口より徒歩2分
営業時間
【ランチ】火曜日~金曜日11:30~13:30
【ディナー】18:00~23:00(L.O.22:30)
定休日 日曜日(月曜日が祝日の場合は日曜日に営業する場合がございます。営業状況は電話でご確認ください。)

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